ブログ・コラム|大田区の動物病院なら、動物病院エル・ファーロ

  • 大田区・動物病院エル・ファーロ・電話
  • 大田区・動物病院エル・ファーロ・メニュー

36年ぶり「日本で狂犬病発症」

2006.11.16(木)

時事通信社 2006/11/16-21:48

<以下引用>

 

男性が狂犬病で重体=フィリピンでかまれ感染-国内の発症は70年以来・厚労省

厚生労働省は16日、京都市在住の60代の男性がフィリピンで犬にかまれ、狂犬病を発症したと発表した。男性は重体。国内で人が狂犬病を発症したのは、1970年にネパールで感染した日本人男性が帰国後に発症して以来。
厚労省は同日、都道府県や旅行業界団体に対し、狂犬病の流行地域への渡航者に注意を呼び掛けるとともに、万が一動物にかまれた場合はすぐにワクチンを接種するよう通知した。
また、臓器移植などの例外を除き、人から人への感染をすることはなく、同省は「男性から感染が拡大する恐れはない」(結核感染症課)としている。

 

<コメント>

日本に住んでいると、狂犬病など過去の病気だ、と考えてしまいがちです。しかし世界では、狂犬病はいまだに非常にありふれた感染症です。狂犬病の清浄地域(非発生地域)とされているのは、日本の他にはイングランドやニュージーランド、シンガポール、ハワイなど、世界でもごく限られた11地域だけです。

海外に行ったら、絶対に野犬には触ってはいけません。犬だけではなく、野生動物からも狂犬病は感染しますので、自分の命が惜しい人は、無闇に動物に触らないようにしましょう。もしも万が一動物に咬まれたら、狂犬病に感染した可能性が高いと判断してすぐに病院で見てもらうことをお勧めします。